以下は建物が40坪ぐらいの新築戸建住宅を「ご相談」から「引渡し」をするまでの流れの「一例」となります。様々な状況やご要望、建物用途や規模などによって内容や期間は異なりますが、一つの目安として全体の把握にお役立てください。
全体スケジュールとしては、設計開始から引き渡しまで1年(設計6カ月程度+工事6カ月程度)を目安にお考えいただければと思います。
家づくりは本当にわからないことばかりかと思います。このホームページをご覧になって考え方やイメージに共感いただけましたらまずはお問い合わせフォームにてご相談ください。お気軽な総合窓口です。誠意をもってお返事をさせていただきます。
(無料)
ご希望の方に対面でのご相談も承ります。一体何から始めていいのか、最初はぼんやりしていることのほうが多いものです。ざっくばらんな会話の中からお客様が大切にしているものが何かを一緒に考え、当事務所での設計についても詳しくご説明いたします。
(無料)
ご希望の方に間取りなどの簡易な基本プランのご提案をいたします。これによってお客様と設計者が大きな方向とイメージを共有することを目指します。正式な設計を依頼するかどうかはこれによってご判断いただけますのでご活用ください。
(有料:1~5万円)
基本プランに合意できましたら正式な設計監理料をとりきめて契約をとりかわします。設計の範囲は多岐にわたり下記の業務一式が含まれ、契約によって期限や内容が明らかにいたします。設計監理料の目安としては工事費の10~15%となります。
前述の「基本プラン」をもとにさらに検討を深め、間取り、デザイン、規模、予算などの提案を繰り返します。この段階で設計内容はほぼ確定になりますので非常に重要なポイントになります。同時に設計の醍醐味を味わえる楽しい期間でもあります。
基本設計をもとに実際に工事ができる専門的で詳細な図面を作成します。基本設計よりさらに細かい内容を設定してひとつひとつご説明していきます。最終的に実施設計図はA3やA2で50枚~70枚程度、詳細図は100枚以上になるケースもあります。
信頼できる工事業者さんを選定し、実施設計図をお渡しして工事見積を依頼します。その後提出された見積書と図面内容を照合精査します。昨今の建築事情など見積金額に幅がでた場合でも仕様、規模の見直しなどを含め柔軟に調整をしていきます。
建築基準法をもとに家を建ててもいいよというお墨付きを得るのが確認検査機関への手続き(確認申請)です。施主名義のこの手続きは建築の専門的な知識が必要となりますので、一級建築士事務所として書類作成や審査手続きなどを代行いたします。
工事見積金額に合意できましたらお客様と工事業者さんとの間で工事請負契約書の契約を結びます。工事業者さんから様々な説明などがありますが、設計事務所としてもこの契約の場にお客様とともに立ち会い専門的な立場からサポートします。
着工後は契約でとり交わした実施図面の通りに工事が行われていくかを「監理」する業務となります。実際の工事が始まりますと現場検査、仕様確認、図面の質疑回答など実に様々な調整ごとが発生しますので工事が円滑に進むよう完成まで対応していきます。
工事が始まる直前に地鎮祭が行われます。工事が安全に行われるよう祈願する祭事となります。建設地や工事業者さんによってやりかたは違いますがその都度相談しながら進めていきます。近隣挨拶も並行して行われ、周辺にも配慮しながら工事がはじまります。
工事の中頃で迎える工程で基礎の上に構造体を組みあげるものを建方とか建前といいます。その終盤でとりおこなわれる祭事が上棟式です。このころになると建物のイメージがずいぶんわかりやすくなり、見本などを使って現地確認することが多くなります。
建築基準法で決められた検査や住宅瑕疵担保履行法での検査などひとつひとつ立ち合ってクリアしていきます。工事が完了した段階では施主検査をしていただき指摘事項があれば速やかに是正工事を行い、その後に竣工引き渡しとなります。